■ごはんのあと、すぐ片付けに立つのは、実はいい習慣
食後は血糖値が上がります。上がりはじめるのは食べてから少しあと、60〜90分後くらいにピークを迎えるとされています。
アイルランドの大学が、7つの研究をまとめて調べた結果が、とても面白いんです。座りっぱなしのときと比べて、2〜5分立ったり歩いたりすると、血糖値の上がり方がゆるやかになりました。立つだけで約9.5%、軽く歩くと約17%、上がり方が抑えられたそうです。
つまり、食べ終わってすぐ座ってテレビを見るのと、すぐ立って動くのとでは、体の中で起きていることが違います。食後の洗い物や片付けが、実は「ちょうどいい運動」になっていたんですね。
そこにステッパーを足してみてください。洗い物の前に、あるいは洗い物のあとに、2〜3分乗る。それだけで、食後の「動いた時間」が少し増えます。
■短くていい、というのも意外な話
「運動は、まとまった時間でやらないと意味がない」と思っていませんか?
最近は、30秒〜数分の短い運動を、1日に何回か入れる「エクササイズスナック」という考え方が注目されています。運動習慣のない大人が、15〜30秒の運動を1日3回続けたところ、心肺機能が向上したという小さな研究もあります。
もちろん、小規模な研究なので、これだけで何かが決まるわけではありません。でも、「3分でも意味がない」わけではないと思えると、ずいぶん気持ちが軽くなります。
■待ち時間と食後を、合図にする
おすすめの合図は、こんな感じです。
朝は、電気ケトルのスイッチを入れたとき。
昼は、電子レンジのスタートを押したとき。
夜は、ごはんを食べ終えて、お皿を下げる前。
この3つに2〜3分ずつ乗れば、1日で6〜9分。まとまった時間をつくらなくても、家事の流れの中で、ちょこちょこ乗れます。
「運動する時間」を探すのではなくて、すでにある「待つ時間」や「食後の時間」に足を乗せる。この考え方に変えるだけで、続けやすさがぜんぜん違ってきます。
■ステッパーは、動線の近くに
ステッパーが部屋の奥にあると、取りに行く手間で、乗らなくなってしまいます。キッチンの近くに置いておくのが、いちばん確実です。
約5.4kgで持ち手もついているので、朝はキッチン、夜は洗面所、と動かして使っている方もいます。
■ひとつだけ、気をつけてほしいこと
火を使っているときは、鍋やコンロから目を離さないでください。乗るのは、電気ケトルや電子レンジ、洗濯機のように、離れていても安全な待ち時間だけにします。
ガスで煮込んでいるときや、揚げ物をしているときは乗らないのが安心です。また、食後はおなかがいっぱいなので、勢いよく踏まず、ゆっくり軽めに。床が濡れていないか、すべりにくい状態かも、乗る前に確認してくださいね。
■まずは、今日の夜ごはんのあとから
洗い物の前に、ステッパーに2~3分。それだけで、今日の家事が、ちょっとした運動の時間になります。
「ちゃんと運動する日」だけが運動ではなくて、家事の合間の3分も、ちゃんと数えていい。そう思えるだけで、続けやすさが変わると思います。
本日も読んで頂き、ありがとうございました!