■ステッパーに乗ると、なぜ姿勢がよくなるのか
ステッパーに乗るとき、ふらつかずに踏み続けるには自然と背筋を伸ばして体幹を使う必要があります。
猫背のままだと体重がうまく脚に乗らず、踏み込みも安定しません。だから乗っているうちに自然と姿勢を正す癖がついてくるんです。さらに踏み込む動作で背中やお尻の筋肉(抗重力筋と呼ばれる、姿勢を支える筋肉)が使われ続けるので、これが日常的に鍛えられていきます。
「気づいたら姿勢がよくなっていた」というのは、毎日この筋肉を使い続けた結果ということです。
■実は、姿勢が悪いと消費カロリーが下がります
ここからが今日の本題で、結構意外な話です。
正しい姿勢を維持するには、背中・お腹・お尻の筋肉をまんべんなく使う必要があります。しかし猫背などの楽な姿勢をとっていると、本来使われるべき大きな筋肉がサボってしまい、活動量が低下します。
筋肉が使われないとエネルギーが消費されず、余ったカロリーはそのまま脂肪として蓄積されてしまいます。つまり姿勢が悪いだけで、毎日無意識に省エネモードで生活していることになります。
■座っているだけでも、姿勢で消費カロリーが変わります
タニタの実験によると、「ゆったり座る」場合に比べて「背筋を伸ばして座る」場合は酸素消費量が増えて、体重60kgの人で1日あたり4.3kcal違ってくるそうです。
1日あたりだと少なく感じますが、1ヶ月で計算すると129kcal、大福餅1個分くらいの差になるとのことです。
座っている時間が長い方ほど、この差が積み重なっていくということになります。
■猫背だと、むくみやぽっこりお腹にもつながります
姿勢が悪いと筋肉が硬く縮こまって、血管やリンパ管を圧迫してしまいます。ホースを踏むと水が流れないのと同じように、体液の循環が滞ってしまうそうです。
さらに内臓が下がってぽっこりお腹になりやすくなったり、自律神経が乱れて脂肪燃焼が起こりにくくなったりするとも言われています。
「姿勢の崩れ」が見た目だけの問題じゃなく、代謝やむくみにまで影響しているというのは、なるほどと思いました。