■冷房で体が冷えると、代謝が落ちていきます
人間の体は体温を一定に保つために常にエネルギーを使っています。体温が1度下がるごとに基礎代謝が約12〜13%低下するとも言われていて、体が冷えている状態が続くと知らないうちに代謝が落ちた状態で生活していることになります。
夏はエアコンの効いた室内にいる時間が長くなりやすい季節です。外は暑いのに、オフィスや家の中は冷えすぎているという状態が続くと、体が「寒い」と判断して熱を逃がさないように血管を収縮させます。血流が悪くなって、体全体の代謝が落ちやすくなります。
■「冷房病」という言葉がある理由
室内外の気温差が大きくなると、体温調節を担う自律神経が何度も対応を迫られます。暑い外から冷えた室内に入る、冷えた室内から暑い外に出る、これを繰り返すことで自律神経に負担がかかって機能が乱れやすくなります。
自律神経が乱れると体温調節がうまくいかなくなって、代謝が落ちる・疲れやすくなる・むくみやすくなるという状態につながります。夏なのになんかだるい、食欲がない、体が重いという感覚がある方、冷房による自律神経の乱れが関係していることがあります。
■体温が下がると免疫力にも影響が出ます
体温が1度下がると免疫力が30%以上低下するとも言われています。
夏風邪をひきやすい方や、夏なのに体調を崩しやすいという方の中に、慢性的な冷房による体温低下が背景にあるケースがあります。
■冷たい飲み物にも注意が必要です
暑いとどうしても冷たいものを飲みたくなりますが、冷たい飲み物を一気に飲むと内臓が直接冷やされます。体の深部体温が下がると消化酵素の働きが鈍って、胃腸の動きが弱くなります。消化が落ちると栄養の吸収効率も落ちて、これも代謝低下につながります。