■体力が落ちると、気持ちまで落ちる
朝、すっと起きられる。家事を終えても、まだ動ける。階段を上っても、息があがらない。夕方になっても、気持ちに余裕がある。
こういう毎日の「当たり前」は、全部、体力があるから成り立っています。
逆に、体力が落ちると、疲れやすくなって、出かけるのがおっくうになって、気持ちまで重くなります。「最近やる気が出ない」と感じるとき、実は気持ちの問題ではなく、体力の問題のこともあるんです。
体力は、運動のためだけのものではなくて、毎日のすべてを支えるみなもとだと思っています。
■90歳でも、筋肉は応えてくれた
ここで、ひとつ、心強い話があります。
アメリカで、平均90歳の、体の弱い方たちが、8週間、筋力トレーニングを続けたことがありました。そうしたら、足の筋力が、なんと平均で2倍以上になったそうです。歩く速さも、目に見えてよくなりました。
90歳でも、体は、ちゃんと応えてくれたんです。
だから、40代、50代、60代の私たちが、「今さら無理」と思う必要は、まったくありません。体力は、何歳からでも、付けられます。
■体は、使った分だけ応えてくれる
体のしくみは、とてもシンプルです。
筋肉は、使うと、「次はもっと必要になる」と判断して、少しずつ強くなっていきます。筋肉に血液を届ける細い血管が増えたり、心臓の力がついたりすると言われています。そうすると、同じ動きをしても、前より楽に感じるようになります。
ポイントは、きつい運動をすることではありません。いつもより「ほんの少しだけ多め」の刺激を、くり返すことです。きつすぎる運動は続かないし、体も疲れてしまいます。
だから、激しい運動を、たまにやるより、軽い運動を、常にしておく。このほうが、体力は、長く続いて、確実に付いていきます。
■どこでやるかは、自分に合う場所でいい
外でのウォーキングが好きな人は、外を歩けばいいと思います。景色を見ながら、季節を感じながら歩くのは、気持ちがいいですよね。
でも、仕事や家のことで、どうしても外に出る時間がとれない、という方もいると思います。雨の日や、寒い日、暗くなってからは、外を歩くのも大変です。
そんなときは、おうちの中で、ステッパーを少し踏んでみる。それくらいの気持ちで十分です。
大事なのは、どこでやるかよりも、軽く動く時間を、毎日どこかに作ることです。
■まずは、今日の5分から
体力は、一気に付けるものではなく、毎日の小さな積み重ねです。
今日は、5分。それだけでも、昨日より少しだけ、体が動く準備ができています。
「もう年だから」の代わりに、「今からでも付けられる」と思えるだけで、これからの毎日が、少し軽くなると思います。
本日も読んで頂き、ありがとうございました!