■運動した後に食欲が爆発する理由があります
筋トレやHIIT・スプリントなどの高強度の運動をすると、体が「危機モード」に入ります。
激しい運動は体にとってストレスで、コルチゾール(ストレスホルモン)とアドレナリンが大量に分泌されます。これらのホルモンが「エネルギーを補充しろ」という指令を出すので、運動後に強烈な空腹感と食欲が出てきます。
さらに高強度の運動は血糖値を急激に消費するので、終わった後に血糖値が急落して甘いものや高カロリーなものを強く欲しがる状態になりやすいです。
「頑張って運動したんだから食べていい」という気持ちと、ホルモンによる食欲増加が重なると、消費カロリーをあっさり超えてしまうということです。
■逆に食欲が落ち着く運動があります
全ての運動が食欲を増やすわけではなくて、むしろ食欲を落ち着かせる運動があります。
低〜中強度の有酸素運動をすると食欲を抑えるホルモン(ペプチドYY・GLP-1)が分泌されやすくなることがわかっています。激しい運動とは逆に、体がストレス状態にならないので「エネルギーを補充しろ」という指令が出にくくなります。
さらにリズミカルな運動は自律神経を整えて、食欲をコントロールする副交感神経が働きやすくなります。「運動した後になんか食欲が落ち着いた」という感覚、これが起きているということです。
■食欲が増える運動と落ち着く運動の違い
食欲が増えやすい運動は筋トレを短時間でガツガツやる・HIITやスプリントなど全力系・空腹状態での運動・睡眠不足での運動です。体が危機モードに入って食欲ホルモンが暴走しやすい状態になります。
食欲が落ち着きやすい運動はリズムが一定の有酸素運動・ゆっくりめのウォーキング・ヨガやストレッチ・軽いダンスや音楽に合わせた運動です。呼吸が深くなって自律神経が整いやすくなるのが共通点です。
■ステッパーが食欲コントロールに向いている理由
ステッパーは一定のリズムで淡々と踏み続ける運動なので、体がストレス状態になりにくいです。
呼吸が深くなって交感神経と副交感神経のバランスが整ってくるので、アドレナリンが過剰に出なくて「食べたい」という衝動が静まりやすくなります。
さらに食後にステッパーに乗ることで血糖値の急上昇を抑えられるので、食後の甘いものへの欲求も落ち着きやすくなります。「ステッパーに乗った後はなぜか間食しなくなった」という声が多いのはこの仕組みが働いているからです。
■ただし空腹状態で乗るのは注意が必要です
どんな種類の運動でも、空腹状態でやると血糖値がさらに下がって食後の食欲が増えやすくなります。
軽く何か食べた後か食後に乗るのが、食欲コントロールという意味では向いています。
「運動しているのに食べすぎてしまう」と感じている方、運動の強度を少し下げるだけで変わることがあります。頑張りすぎない運動の方が、ダイエットという意味では実は優秀だったりします。
本日も読んで頂き、ありがとうございました!