■運動をしない状態が続くと、体は驚くほど早く変わります
筋肉は使わないと衰えます。これはわかっていても、実際にどのくらいの速さで落ちるのかを知っている方は少ないと思います。
研究によると筋肉量は2週間運動をしないだけで目に見えて低下し始めます。さらに1ヶ月で筋力が約10〜15%低下するというデータがあります。
「少しくらい休んでも大丈夫」が積み重なると、気づかないうちに体が変わっていきます。
■現代人の運動量は、人類史上最低レベルです
厚生労働省のデータによると、日本人成人の約6割が運動習慣を持っていません。
さらに在宅勤務が普及したことで、通勤という最後の運動機会まで失われた方が増えています。オフィスワーカーが1日に歩く歩数は平均3000〜4000歩程度とも言われていて、厚生労働省が推奨する8000〜9000歩の半分以下になっています。
「運動していない」というより「体を動かす機会が構造的になくなっている」という方が正確かもしれません。
■座り続けることのヤバさ、タバコと比較されるレベルです
「座りすぎは新しいタバコ」という言葉が医学界で使われ始めているほど、長時間座り続けることの健康リスクが注目されています。
1日に8時間以上座っている人は、3時間未満の人と比べて死亡リスクが約1.5倍高くなるというデータがあります。さらに8時間座り続けると、下半身の血流が最大50%低下するという研究もあります。
怖いのは運動習慣がある人でも、1日中座っていると運動の効果が相殺されてしまうことがあるという点です。「週末にジムに行っているから大丈夫」では、平日の座りすぎをカバーできないということです。
■運動不足が引き起こす連鎖反応
運動不足が続くと筋肉量が落ちて基礎代謝が下がります。基礎代謝が下がると太りやすくなって、太ることで動くのが億劫になります。動かなくなるとさらに筋肉が落ちる。
この悪循環に入ってしまうと、抜け出すのが難しくなっていきます。
さらに運動不足は睡眠の質を下げて、睡眠の質が下がると食欲が増えて、食欲が増えると太りやすくなる。体のあらゆるサイクルが悪い方向につながっていきます。
■「運動しなきゃいけない」ではなくて「動ける環境を作る」という発想
運動が続かない一番の理由は、運動するための特別な時間と場所と準備が必要だからです。
その障壁をなくすことが、運動習慣を作る一番の近道です。リビングに置くだけで準備ゼロで乗れる・テレビを見ながら乗れる・5分でもいい。この条件が揃っていると「運動しなきゃ」が「気づいたら乗っていた」に変わってきます。
体が動ける状態を維持できているうちに、動ける環境を作っておくことをおすすめします。
本日も読んで頂き、ありがとうございました!