■40代以降の体重は、20代とは全然違う条件で決まっています
20代のころの体重と今の体重を単純に比較するのは、実はあまり意味がないかもしれません。
年齢を重ねると体の中身が変わってきます。筋肉量が落ちて脂肪の割合が増えるので、体重の数字が同じでも体組成がまったく違うということが起きます。
さらに40代以降はエストロゲンの減少・基礎代謝の低下・骨密度の変化・水分量の変化など、体の構成要素そのものが変わってきます。
20代のときと同じ体重を目指すということは、20代とは全く違う体の状態で同じ数字を目指すということです。それが体にとって正解かどうかは、数字だけでは判断できません。
■体重より「体の中身」が重要になってくる理由
体重計の数字が同じでも、筋肉量が多い体と脂肪が多い体では、見た目も代謝も健康状態も全然違います。
筋肉量が多い体は基礎代謝が高くて疲れにくく、姿勢がよくてシルエットが美しい。脂肪が多い体は同じ体重でも動きが重くてむくみやすくて体調が乱れやすい。
体重計には出てこない「体の質」が、40代以降の健康と見た目を決める一番大きな要素になってきます。
■筋肉・柔軟性・骨密度、この3つが40代以降の体を決めます
筋肉量は基礎代謝を維持して体型を保つためにもっとも重要な要素で、何もしなければ年間1〜2%ずつ落ちていきます。毎日少しでも下半身の大きな筋肉を使い続けることが、この低下を緩やかにします。
柔軟性は血流やリンパの流れと直結していて、体が硬くなるほど代謝が落ちてむくみやすくなります。ストレッチや動きのある運動で可動域を維持することが、40代以降の体の動きやすさを保ちます。
骨密度はエストロゲンが減少する40代以降に急激に落ちやすくなります。有酸素運動と適度な負荷をかける運動が、骨密度の低下を緩やかにする効果があります。
■「生活習慣のサイクル」が体を作っていきます
筋肉・柔軟性・骨密度を維持するためには、特別な頑張りより「毎日の小さな習慣の積み重ね」の方が効果が大きいです。
毎日少し体を動かす・タンパク質を意識して摂る・しっかり眠る・水分を補給する。これが回り続けるサイクルになると、体の質が少しずつ上がっていきます。
逆にこのサイクルが途切れると、体重は変わらなくても体の中身が少しずつ変わっていきます。
■昔の体重より、今の体質を育てる方が大事です
「昔の体重に戻る」という目標から「今の体の質を上げる」という目標に切り替えると、ダイエットへの向き合い方が変わってきます。
体重計の数字に一喜一憂するより、筋肉がついてきた・疲れにくくなった・姿勢がよくなった・むくみが減った、という変化を大切にしてほしいと思っています。
この間ブログで書かせて頂いた、「Inbody」で詳しく体内を調べるのも有効です。
40代以降の体は、過去の体重を取り戻す場所じゃなくて、これからの健康な生活を支える土台だと思っています。
本日も読んで頂き、ありがとうございました!