■毛細血管って何をしているのか
毛細血管は動脈と静脈をつなぐ非常に細い血管で、体中の細胞に酸素と栄養を届けて、老廃物を回収する役割を担っています。
その総延長はすべてつなぎ合わせると地球を2周半以上になるとも言われていて、体のあらゆる場所に張り巡らされています。
■加齢で毛細血管は減っていきます
60〜70代になると約4割もの毛細血管が消えてしまうと言われています。
毛細血管が減ると、細胞への酸素や栄養の供給が滞って、代謝が落ちる・疲れやすくなる・肌の調子が悪くなる・免疫力が落ちるという影響が出やすくなります。
「年齢とともに疲れやすくなってきた」という感覚、筋肉量の低下だけじゃなくて毛細血管の減少も関係していることがあります。
■有酸素運動をすると毛細血管が増える仕組み
体を動かすことで血液の流れが促されて、毛細血管の壁を構成する細胞が刺激を受けて新しい血管が形成されていきます。特に持続的な有酸素運動と筋肉を使う運動を組み合わせることが大切です。
運動習慣のあまりない人は、ミトコンドリア1つに対して2〜3の毛細血管がありますが、持久的トレーニング(有酸素運動)を行っていくと、毛細血管の数が増えることがわかっています。毛細血管が増えれば血流が増して酸素の供給量も増えます。
■毛細血管が増えると何が変わるのか
酸素と栄養が全身の細胞に届きやすくなるので、脂肪燃焼の効率が上がります。疲れにくくなって、肌の調子が整いやすくなって、免疫力も上がりやすくなります。
「運動を続けていたら肌の調子がよくなってきた」「以前より疲れにくくなった」という感覚、体重や見た目の変化とは別のところで、体の内側から変わってきているサインだったりします。
■激しい運動は逆効果になることもあります
マラソンなどの過度な運動は、細胞を酸化させて老化を進めるので逆効果となることがあります。ウォーキングやジョギングなど、心拍数が2〜3割増える程度の軽い有酸素運動が毛細血管を増やすためには効果的です。
つまり頑張りすぎない、じわっと続ける有酸素運動の方が毛細血管を増やすという意味でも向いているということです。