■エストロゲンが減ると、脂肪のつく場所が変わります
40代以降の女性に特有の話で、エストロゲンという女性ホルモンが減少してきます。
エストロゲンは脂肪をお尻や太もも(皮下脂肪)につけるように働いていたホルモンで、これが減ることで内臓脂肪がつきやすくなります。閉経後はそれ以前の2倍の速さで内臓脂肪が蓄積していくと言われているそうです。
「若いころはお尻や太ももが気になっていたのに、最近はお腹まわりが気になるようになった」という変化、ホルモンの変化によって脂肪のつく場所が変わっているということです。
■体重が変わらないのにお腹が出てくる「隠れ肥満」の話
ここが意外と知らない方が多い話で、体重が変わっていないのに内臓脂肪が増えることがあります。
筋肉は脂肪より重い組織です。筋肉が落ちて脂肪が増えても、体重の数字は変わらないことがあります。でも体の中では筋肉という「燃焼炉」が減って、脂肪という「在庫」が増えている状態になっています。
体重計の数字だけ見ていると気づきにくいのに、お腹だけぽっこり出てくるのはこのためです。
■腹筋をしても凹まない理由
お腹が出ていると腹筋をしようとする方が多いですが、実は40代以降のお腹には腹筋だけでは効きにくい理由があります。
腹筋運動は表面の筋肉(腹直筋)を鍛えますが、内臓脂肪はその奥にあります。表面の筋肉を鍛えても内臓脂肪は燃えにくくて、内臓脂肪に効かせるには有酸素運動の方が効果的とされています。
さらに姿勢を支えるインナーマッスルが衰えていると、内臓が下がってきてお腹が前に出やすくなります。腹筋だけやっても下腹が凹まないのは、こういう理由がからんでいることがあります。
■コルチゾールという話も
40代以降はストレスが重なりやすい時期でもあります。仕事・子育て・介護・更年期の症状。こういったストレスが続くとコルチゾールというホルモンが多く分泌されやすくなって、これが内臓脂肪を増やす要因になることがあるそうです。
「ストレスで太る」という話、内臓脂肪という観点でも理にかなっています。