■おうち運動が向いている人
環境として、小さい子どもがいる・在宅勤務・近くに公園やジムがないという方はそもそも外に出る機会が少なくて、家の中で完結できる運動の方が現実的です。
性格として、人目が気になる・自分のペースで動きたい・時間を決めるのが苦手・完璧主義でしんどいと一気にやめてしまいやすい、という方はおうち運動の方が向いています。
特に興味深いのが「モニタリング型」と呼ばれるタイプで、自分の状態を細かく確認しながら動きたい人はジムのような他者がいる環境だと集中できなくて、家の中で自分のペースで確認しながら動く方が効果が出やすいという研究があります。
■外での運動が向いている人
環境として、家に小さい子どもがいなくて外に出やすい・近所に公園や遊歩道がある・季節や天候が穏やかな地域に住んでいるという方は外での運動が続きやすいです。
性格として、気分転換が好き・景色の変化を楽しめる・音楽を聴きながら動くのが好き・外に出ること自体がリフレッシュになるという方は外での運動が向いています。
面白いのが「新奇探索性」が高い人、つまり新しい刺激を求めやすい人は同じ景色の室内より外の変化がある環境の方が飽きにくくて続けやすいというデータがあります。
ただし気候・紫外線・花粉・気温という外的要因に左右されやすいのが弱点で、夏や雨の日に習慣が途切れやすいのが外での運動の構造的な問題です。
■ジムが向いている人
環境として、家の近くや職場の近くにジムがある・通勤経路にある・費用を払うことで「元を取ろう」という気持ちになれるという方はジムが続きやすいです。
性格として、他者がいる環境の方が頑張れる・競争心がある・トレーナーや仲間がいると続けやすい・目に見える設備や数字でモチベーションが上がるという方はジムが向いています。
「社会的促進効果」という心理現象があって、他者がいる環境で作業をすると一人のときより高いパフォーマンスが出やすいということがわかっています。ジムで周りが頑張っているから自分も頑張れるという感覚は、この効果が働いています。
逆に言うと社会的促進効果が働かない、つまり他者がいると緊張したり気になって集中できないという方はジムは向いていないということになります。
■3つを比較して見えてくること
興味深いのが、続かなかった運動を振り返ると「自分の性格と合っていなかった」というケースがほとんどだということです。
ジムが続かなかった方の多くは「他者の目が気になって実力を発揮できなかった」「移動が面倒になった」という環境的・性格的な理由が多くて、意志の問題ではないことがほとんどです。
外でのウォーキングが続かなかった方の多くは「天候や気温に左右された」「景色に飽きた」という外的要因が多いです。
■自分に向いている運動を選ぶことが、一番続く理由です
自分の性格・環境・傾向と合っている運動を選ぶことが、どんな意志の力より続く習慣を作ります。
人目が気になる・マイペースでいたい・スキマ時間に動きたい・天候に左右されたくないという方はおうちで乗れるステッパーが向いているということになります。
「続かないのは意志が弱いから」ではなくて「自分に合った運動を選んでいなかっただけ」という視点に変えてみてください。
本日も読んで頂き、ありがとうございました!