■睡眠不足の朝に甘いものが食べたくなる、正確な理由
「睡眠不足だと太りやすい」という話はよく聞きますが、実際に何が起きているのかを話します。
睡眠が足りないと食欲を増やすグレリンというホルモンが増えて、満腹感を伝えるレプチンが減ります。これは一晩だけでも変わってきて、たった1日の睡眠不足でもグレリンが約15%増えるというデータがあります。
さらに睡眠不足になると前頭前野という脳の理性的な判断をする部分の働きが落ちます。「菓子パンはやめておこう」という判断ができにくくなって、代わりに即座に快楽をもたらすものを求める脳の別の部位が優位になります。
「意志が弱いから食べてしまった」ではなくて、「脳が正常な判断ができない状態だった」ということです。朦朧としながら菓子パンを加えていたのは、ほぼ自動的な反応でした。
■睡眠不足の日は、特に高カロリーなものを選びやすくなります
ここが面白い研究があって、睡眠不足の状態と十分に眠った状態で食品を選ばせると、睡眠不足のときは脂質と糖質が高いものをより強く欲しがる傾向があることがわかっています。
菓子パンはまさに脂質と糖質の組み合わせで、睡眠不足の脳が一番欲しがるものを選んでいたということになります。
■さらに消費カロリーも落ちています
睡眠が浅いと成長ホルモンの分泌が減って、寝ている間の消費カロリーが落ちます。摂取カロリーが増えて消費カロリーが落ちるという最悪の組み合わせが、睡眠不足の日に同時に起きています。
■もとをたどれば土日の話でした
今日の寝不足の原因は子どもが夜中に起きたことですが、そもそも土日は運動をあまりしなかった。夜も遅くなった。この積み重ねで体のリズムが少し崩れていたところに、子どもに起こされてしまいました。
週末に運動習慣が途切れると生活リズムが乱れやすくなって、睡眠の質にも影響します。平日に比べて週末は活動量が落ちやすくて、夜更かしをしやすくて、そのまま月曜日に持ち越されるパターン。毎週繰り返している方、多いんじゃないかと思います。
■菓子パンを食べてしまった朝にできること
食べてしまったことより、そこからどう立て直すかの方が大事です。
いつもより少し多めに水を飲む、昼食で野菜とタンパク質を意識する、今日の夜は早めに寝る。それだけで十分です。
あとは今夜、10分だけでもステッパーに乗ること。体のリズムを戻す一番シンプルな方法です。
本日も読んで頂き、ありがとうございました!