■ホルモンのせい
食欲を調整しているホルモンが2つあって、ひとつが食欲を増やす「グレリン」、もうひとつが食欲を抑える「レプチン」です。
このバランスが崩れると、お腹が空いていないのに食べたくなったり、食べても満足感が得られなかったりします。
で、このバランスが崩れやすいのが「睡眠不足の翌日」です。
眠れなかった日の翌日って、なんか無性に食べたくなること、ありませんか。あれはグレリンが増えてレプチンが減っている状態で、脳が「もっと食べろ」という信号を出し続けているんです。睡眠不足が1〜2日続くだけでこのバランスが崩れることがわかっています。
■ストレスの日も同じことが起きています
ストレスを感じると「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。このコルチゾール、血糖値を下げる働きがあるんですが、下がった血糖値を上げようとして脳が甘いものや高カロリーなものを欲しがるようになります。
「ストレスがたまると甘いものが食べたくなる」のは気分的な問題じゃなくて、ホルモンの反応です。しかも甘いものを食べると一時的に気分がよくなるので、脳が「ストレス→甘いもの」という回路を学習してしまいます。これが繰り返されると、ストレスを感じるたびに食べたくなるという状態になっていきます。
■生理前も食欲が増えやすい時期です
女性の場合、生理前の1〜2週間はプロゲステロンというホルモンが増えます。このホルモンには体温を上げて体にエネルギーを蓄えようとする作用があるので、食欲が増えやすくなります。
「生理前はなぜか食べすぎてしまう」も、意志の問題じゃなくてホルモンの仕業です。この時期に食欲が増えるのは体が正常に機能しているサインでもあります。