■そもそもなぜストレッチが必要なのか
ステッパーの前後にストレッチをした方がいいと言われる理由は2つあって、ひとつは運動前に筋肉をほぐしてケガを防ぐこと、もうひとつは運動後に筋肉の疲労を回復させることです。
運動前のストレッチは、実は「静的ストレッチ」(ぐっと伸ばしてキープするやつ)より「動的ストレッチ」(体を動かしながらほぐすやつ)の方が効果的だということがわかっています。
静的ストレッチを運動前にやりすぎると、筋肉の出力が一時的に落ちるというデータまであるんです。つまり「ゆっくり伸ばすストレッチ」は運動前には必要ない、ということでもあります。
■ステッパーに乗ること自体がウォーミングアップになります
ステッパーは低強度から始めやすい運動なので、最初の2〜3分をゆっくり踏むだけで体が温まってきます。これが動的ストレッチと同じような役割を果たしてくれるんです。
つまり別でウォーミングアップのストレッチをしなくても、ステッパーに乗り始めてから最初だけゆっくり踏めばいい。それだけで準備運動になっているということです。
「ストレッチをしてから乗る」じゃなくて「乗りながらウォームアップする」という発想に変えると、ハードルがぐっと下がります。
■乗った後のストレッチはどうするか
問題は運動後なんですが、ここも実はシンプルにできます。
ステッパーで一番使う筋肉はふくらはぎと太もも。この2か所だけを30秒ずつ伸ばすだけで、翌日の疲労感がかなり変わります。
■ふくらはぎは壁に手をついて片足をうしろに引くだけ。
太ももは立ったまま片足を後ろに曲げて足首をつかむだけ。
この2つ、合わせて2分もかかりません。「ストレッチしなきゃ」という意識を持たなくても、乗り終わったらとりあえずこれだけやる、という感覚でいいです。
■「ステッパーに乗りながらストレッチ」という方法もあります
これ、意外とできるんですが、ステッパーに乗りながら上半身だけストレッチするという方法です。
乗りながら両腕を上に伸ばす、左右に体を傾ける、肩を回す。下半身は踏み続けながら、上半身だけほぐす。時間が全くかからないし、乗る時間とストレッチ時間が完全に重なるので効率がいいんです。