■実際、いくら違うのか
厚生労働省のデータによると、日本人の生涯医療費は平均で約2,700万円。そのうち約半分が70歳以降にかかります。
で、ここからが本題で。
スポーツ庁の調査では、週1回以上運動する習慣がある人は、そうでない人と比べて年間の医療費が約3〜5万円低いという結果が出ています。
1年で3〜5万円。10年で30〜50万円。20年で60〜100万円。
数字で見ると、じわっとくるものがありますよね。
■実は医療費より介護費用の差の方が大きい
介護が必要になった場合、在宅介護でも月平均5万円前後、施設に入ると月15〜30万円以上かかることもあります。
介護が必要になる主な原因として上位に入るのが、骨折・転倒、そして筋力低下による運動機能の低下です。
つまり筋力を維持できていると、介護が必要になる時期を遅らせたり、介護期間そのものを短くできる可能性がある。これ、金額にすると相当な差になります。
■「健康寿命」って知っていますか
平均寿命は「生きている年数」ですが、健康寿命は「健康に自立して生活できる年数」のことです。
日本人の平均寿命と健康寿命の差は、女性で約12年、男性で約9年。
つまり女性の場合、最後の約12年間は何らかのサポートが必要な状態で過ごすということなんですよね。運動習慣がある人はこの差が縮まる、つまり健康に動ける時間が長くなるというデータが出ています。
12年って、長いですよね。その時間を自分の足で動けるかどうか、けっこう大きな話だと思っています。
■筋肉は「貯金」に似ています
若いうちに蓄えておくほど、年を取ってから引き出せる量が多くなる。
40代で運動習慣をつけることは、老後に使える「筋肉貯金」を積み立てているイメージです。逆に今動かないでいると、筋肉は年1〜2%ずつ自然に減っていきます。
始めるなら早い方がいい。でも遅すぎることもない。今日から始めた人が、10年後に一番得をします。これは本当にそう思っています。