■なぜ体温が上がると代謝が上がるのか
体の中で起きている消化・吸収・細胞の修復といった化学反応には、酵素と呼ばれるたんぱく質が関係しています。
この酵素が一番効率よく働く温度帯があって、体温が高いほど酵素が活発に働いて化学反応が促進されます。つまり体温が高いほど体の中の代謝が活発になるということです。
逆に体温が低いと酵素の働きが鈍くなって、代謝が落ちます。「冷えると太りやすくなる」というのは、体温低下による代謝低下が実際に起きているからです。
■13%という数字を、実際の消費カロリーで考えると
基礎代謝は体重や年齢によって変わりますが、体重50〜70kgの成人で1日1200〜1600kcal程度です。
体温が1度上がって基礎代謝が13%上がると、1日あたり約150〜200kcalの消費量が増える計算になります。1ヶ月で4500〜6000kcal、脂肪1kgを燃やすのに必要なカロリーが約7200kcalなので、体温が1度違うだけで1ヶ月の消費カロリーがこれだけ変わってくるということです。
■最近、低体温の人が増えています
日本人の平均体温は36.89℃とされていますが、最近では平熱が35℃台という低体温の人が増えているそうです。
低体温になると代謝が落ちて太りやすくなるだけでなく、免疫力の低下・疲れやすさ・冷え性・睡眠の質の低下という影響も出やすくなります。
低体温になりやすい原因として一番大きいのが筋肉量の低下です。筋肉は体内で熱を作る最大の器官で、筋肉量が多いほど体温が高くなりやすいです。加齢とともに筋肉量が落ちると体温も下がりやすくなるという関係があります。
■体温を上げる方法として一番効果的なのは運動です
運動をすると代謝が活発になって熱が産生されるので体温が上がります。
特に下半身の大きな筋肉を動かすことが体温維持・上昇に効果的で、体の筋肉の60〜70%が集まる下半身を毎日使い続けることが、体温を維持しながら代謝を守る一番シンプルな方法になります。
■秋冬に向けて、今から体温を上げる習慣を作っておく話
これから気温が下がる季節に向けて、体温と代謝の関係は特に意識しておきたい話です。
気温が下がると体が体温を維持しようとするのでエネルギー消費が増えて、秋冬は夏より代謝が上がりやすい季節でもあります。ただし筋肉量が少ない体だと体温を維持する力が弱くなるので、この恩恵を受けにくくなります。
今から運動習慣を作って筋肉量を維持しておくことが、秋冬の代謝を守ることにもつながっています。
本日も読んで頂き、ありがとうございました!