■食欲がなくなる人の理由
夏に食欲が落ちる一番の原因は自律神経の乱れです。
高温多湿の環境や、屋外と冷房の効いた室内の温度差が激しいと、体温調節を担う自律神経が乱れます。自律神経が乱れると胃腸の働きが低下して、食欲を感じにくくなります。
さらに暑いと「冷たいもので済ませよう」という気持ちになりやすくて、冷たい飲み物やアイスで内臓を直接冷やすことで、さらに胃腸の動きが悪くなるという悪循環が起きます。そうめんや冷麦など炭水化物中心の食事が続くとビタミンB1が不足してきて、気力や集中力まで落ちてくることがあるそうです。
■食欲が増える人の理由
一方で夏になると食欲が増えるという方もいて、これはストレスや睡眠不足が関係していることが多いです。
暑さで睡眠の質が落ちると、食欲を増やすグレリンというホルモンが増えて、逆に満腹感を伝えるレプチンというホルモンが減ります。この状態になると「食べたのにまた食べたくなる」という感覚が起きやすくなります。
さらに夏は冷たい飲み物やアイス、かき氷など糖質の多いものを摂りやすい季節で、糖質を摂るとまた糖質が欲しくなるというサイクルが生まれやすくなります。
■どちらも「自律神経の乱れ」が根本にあります
食欲がなくなる人も増える人も、根本にあるのは自律神経の乱れという点では同じです。
自律神経が乱れると胃腸の働きが落ちて食欲がなくなるケースと、睡眠の質が落ちてホルモンバランスが乱れて食欲が増えるケースに分かれやすいということです。