■「夏太り」は「夏やせ」より多い
夏に食欲が落ちて体重が減る方がいる一方で、実は夏に太る方の方が多いというデータがあります。
理由はいくつか重なっていて、まず基礎代謝が落ちます。体温維持にかかるエネルギーは冬の方が多くて、夏は熱を作る必要が少ない分、基礎代謝が下がります。
次に活動量が落ちます。暑くて外に出たくない、熱中症が怖い、という理由で運動量が減って、消費カロリーが下がります。
さらに食事が炭水化物に偏りやすくなります。そうめん・冷麦・アイス・冷たい飲み物。手軽で涼しいものを選んでいると、糖質ばかりになりやすい。
この3つが重なって、知らないうちに「食べていないのに太っていく」状態が起きやすいのが夏です。
■実際に運動できている人はどのくらいいるのか
正直なところ、夏に運動習慣を維持できている人はかなり少ないと思います。
春までウォーキングを続けていた方が夏になって途切れた、ジムに通っていたのに暑くて行くのが億劫になった、外に出るのがしんどくてそのまま習慣がなくなった。こういうパターンが夏に集中しやすいです。
夏は暑さを避けるために運動や外出を控えがちになって、酷暑の中で運動することは健康上の危険もともなうことから、運動する機会が減りがちで、結果的に夏場は生活の中での活動量が減りやすいとされています。
■夏に運動習慣が途切れると、秋に影響が出ます
夏の2〜3ヶ月で運動習慣が途切れると、筋肉量が落ちて基礎代謝がさらに下がります。
涼しくなった秋に「また始めよう」と思っても、落ちた筋肉量を取り戻すのには時間がかかります。「秋になっても去年より太りやすくなった気がする」という感覚は、夏に習慣が途切れた影響が出ていることがあります。