✅なぜ「歩くスピード」で寿命がわかるのか?
① 歩く速さは「全身の健康状態のバロメーター」
歩くという行動には、
筋肉・心肺機能・神経・バランス感覚など、
体のさまざまな機能が総動員されています。
つまり速く歩ける人ほど、
それらがしっかり働いている=全身が健康ということ。
逆にゆっくりしか歩けない場合、筋力低下や心肺機能の衰え、神経伝達のスピード低下などが起きている可能性があります。
② 筋肉量・特に下半身の筋力が長寿に直結
速く歩ける人は、太もも・お尻・ふくらはぎなど
大きな筋肉をしっかり使えている人です。
これらの筋肉は、
・血糖値を下げる
・代謝を高める
・姿勢を保つ
といった働きをしており、
結果的に生活習慣病や転倒リスクを減らすことにつながります。
③ 心肺機能が強い=血流・酸素供給が良い
速歩きができるということは、心臓と肺の働きがしっかりしているという証拠。
体中に酸素を行き渡らせる力が強く、脳や内臓への血流も良好です。
このため、
動脈硬化・心疾患・脳卒中などのリスクが低く、
「寿命が長い傾向」につながるのです。
④ 神経系・バランス感覚の衰えが少ない
速く歩くには、脳から筋肉への信号がスムーズに伝わる必要があります。
つまり、神経伝達スピードが速く、脳の反応力・運動制御力が良好な状態。
特に中高年では、
この神経・バランス機能の維持が「転倒防止=寿命延伸」に直結します。